建築ってなに?
建築、って聞いた時
人は何を思い浮かべるのかな。
以前の僕は構造を組み合わせた難しい分野だと思っていた。確かにそうだね。そのとおりだよ。
だけど海外で多くの建築を見てまわり、そういった考えは変わっていった気がする。
著名な邸宅や住宅は、住む人の気持ちを考えに考えぬいて作られている。
なぜこの壁は曲面なのか。
なぜこの部屋の天井は高いのか。
なぜこの場所だけ違う素材で作られているのか。
そして、
なぜこの場所は心地いいのか。
そこには建築家が抱く、住民 や 建築そのもの への「愛」が表れているのだと感じた。
考えて、考えて考えて考えて考えて考えぬいて、1つの建築物をつくる。そのプロセスには、建築家にとって膨大なストーリーがある。
そういった建築物は長い歴史を経て、いかなる時代の変遷があっても、変わらず美しく、輝き続けているのではないか。
そんなこんなで僕は思ったよ。
建築とは 構造的なだけではない。
人間味あふれる、生き生きしたものなんだと。
それを表現するのは、複雑な構造よりずーっと難しい。
建築って楽しいなー。